結婚指輪「ミル打ち」
結婚指輪「ミル打ちとは?」
結婚指輪でよく聞くミル打ちとは、結婚指輪の地金に小さな丸い刻印打刻して模様のように仕上げる手法のことをいいます。
ヨーロッパから伝わって来た装飾技術のひとつです。
ミルというのは、千の粒を意味した言葉で、子宝や永遠をその指輪のデザインで表現しています。
ミル打ちの指輪の印象
小さいダイヤモンドの粒のような打刻が、美しい模様を描いているミル打ちのリング。
均一に連なるラインが、豪華さを醸し出します。
表面の模様がシンプルなリングと比べて、高級感のある印象を受ける指輪です。
これに大粒のダイヤモンドを装飾すれば、結婚指輪だけではなく婚約指輪にもふさわしいリングが生まれます。
ミル打ちの手法「手打ち」
ミル打ちには、色々な打刻のやり方があり、その中でもっとも手の込んだ方法が手打ちでやる方法です。
職人がひとつずつ手作業で打刻していくため、仕上がりに時間が掛かりますが、唯一無二の美しいデザインリングが完成します。
ミル打ちの手法「型取り」
ミルの打刻が入ったデザインの型を作り、その中に溶かした金属を流し込んで鋳造するやり方です。
型の中身を作るために、ロストワックスの加工を行い、ミル打ちのデザインを形成していきます。
ミル打ちの手法「型打ち」
これは、ミル打ちの模様を施した型に、熱して柔らかくしたリングを押し付けて打刻する方法です。
このような型を使ったミル打ちは低コストでできるため、指輪も低価格で販売されています。
手作り指輪工房で「ミル打ち指輪」は作れる?
カップルに人気の手作り指輪工房では、ミル打ちデザインの指輪を制作できるお店があります。
セミオーダーで作るプランで、ミル打ち指輪のパターンが用意させていますので、そのプランを選べば、美しく模様が打刻されたリングを作ることができます。
ただ、お店によっては対応していないところもあるかもしれませんので、どうしてもミル打ちデザインの指輪が欲しい場合は、事前にお店に相談してみるといいでしょう。